社会人のフィジー留学が人気を集めていますね。
・格安
・リアルな英語を学べる
・ホームステイが出来る
色んな理由がありますが、何も調べずフィジー留学をして後悔する人は後を絶ちません。
フィジーには様々なリスクが隠されており、あまり表には出ていないんですよね。
この記事では、実際に社会人としてフィジー留学を経験した僕が、リアルなフィジー留学をお伝えします。
結論から言うと、本気で英語を学びたい人にフィジー留学は絶対におススメしません。
その理由は、この記事を読んでいただければ納得できるはず。
目次
フィジーの社会人留学のメリット
フィジーの社会人留学では、以下の3つのことが学べるらしい。
①スキルアップ
②リアルな英語を学べる
③価値観が変わる
①スキルアップ
社会人は学生とは異なり、キャリアを考えていかなければなりませんよね。
海外で英会話を磨くことによって、仕事の幅が広がり自分のキャリア形成にも繋がります。
フィジーの語学学校では、TOEICのテストもやっており「目に見える形」で有資格者になることも可能。
②リアルな英語を学べる
フィジーに限らずとも言えますが、現地の人とリアルな英語を感じることができます。
フィジー留学の特徴として大きいのがホームステイ。
学校以外でも、ホームステイ先の家族と寝食を共にするわけですから、嫌でも英語漬けの環境に身を置くことができます。
③価値観が変わる
フィジーは後進国の1つ。
そのため、日本に比べて決して環境が整っているとは言えません。
しかし、だからこそ大切なことに気付くかも。
これは、フィジーでしか味わえないでしょう。
実際にフィジー留学してみて感じたこと
僕自身は、2022年5月〜7月の間の約2ヵ月間フィジー留学をしていました。
その経験から、フィジー留学前と後で感じたことについて、皆さんにお伝えしますね。
運営会社の説明と全然違う
僕が通っていた語学学校は、フリーバード。
このフリーバードの運営をしているのがSouth Pacific Freebirdという会社になります。
事前に色々と担当者から聞いていた内容は「フィジー最高だよ!」的な言葉。
しかし、蓋を開けてみれば聞いてないことが山ほど出てくる笑。
詳細は、こちらの記事をご覧ください。
こちらもCHECK
-
フィジー留学体験談【フィジー留学経験者が明かす理想と現実のギャップ】
続きを見る
勉強する環境ではない
とにかく全体的に環境が悪いですね。
決して、英語の勉強に集中できるような環境ではありません。
勉強以外のことを常に考えておく必要があり、正直集中はできなかったですね。
英語が話せるようになるかは微妙
そもそも、僕自身は2ヶ月も滞在してないので英語が話せるようになるなんて、思っていませんでした。
しかし、半年以上フィジーに留学している学生でも「そんなレベルですか?」という人もチラホラ居るくらい。
そのため、フィジー留学=英語が話せるようになるなんて思わないでください。
社会人の留学費用は高額になる可能性あり
安さが売りのフィジー留学ですが、社会人は留学費用が高額になる危険があります。
まず、安いのは学費単体で見積もりをした場合であって、トータルではないから。
ここに気を取られていると、必ず痛い目に遭います。
住環境に満足できない
社会人は現役学生とは異なり、ある程度収入があります。
また、それなりに社会経験も重ねていますよね。
そんな人が後進国にいきなり行くと、日本と同じクオリティを求めがち。
でも、それは無理。なぜなら全然、住環境が整ってないから。
日本と同じクオリティを求めるとなると、必然的に高額のお金を払うハメになってしまいます。
リフレッシュする場所がない
「リフレッシュする必要なんてないでしょ!」
そんな風に思ってません?
それは大きな間違い。そう思えるのは学校の環境が整っている場合です。
例えば、フィリピンの比較的新しい学校であれば、学食もコンビニも、プールやジムまで付いています。
フィジーの語学学校には、そんなものが一切ありません。
留学費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。
こちらもCHECK
-
フィジー留学の費用は本当に安いのか?【隠された費用に注意しよう】
続きを見る
社会人でフィジー留学に向いている人
社会人でフィジー留学に向いている人のポイントは3つあります。
以下のポイントに当てはまる人は、フィジー留学に合っているかもしれませんね。
遊びメイン
語学の勉強というより、遊びながら勉強したい人には持ってこいの留学場所でしょう。
語学学校自体も、校則がユルユルなので遅刻し放題だし、厳しい先生もそこまで居ない。
実際に「プールに行くから休みます」なんて言ってる学生も居たくらい。
それくらいの感覚に人は最高でしょう。
日本人の友達を作りたい
フィジーの語学学校は基本的に日本人しか居ません。
なので、放っておいても日本人の友達ができてしまいます。
また、留学先では何かと不安になりがち。そんな時に日本人の友達が出来たら心強い。
そんな環境でできた友達とはずっと付き合いが続くかもしれませんよ。
とりあえず海外を体験したい
海外に一度も行ったことも無い人はフィジーはピッタリですね。
まず、フィジー人は陽気でフレンドリーだし、向こうから話かけてくれる。
意外と、海外の人は冷たい場合があるので、トラウマになったりするんですよね。
そういう心配事もフィジーではほとんどありません。
本気の社会人にフィジー留学はすすめない
結論から言うと、本気の社会人にフィジー留学は向きません。
僕なら絶対に止めますね。
理由は以下のとおり。
①学校の環境が酷い
②住環境が劣悪
③日本人しか居ない
順番に解説していきますね!
①学校の環境が酷い
僕が通っていたフリーバードは施設から何から酷いの一言。
特に酷いのはモチベーションの低い学生の集団。
なぜか、海外の学校にまで来ているのに平気で遅刻してくるわ、授業中に寝るわ、終始日本語で喋ってるわ。
とにかく人間として「終わっている」連中が一定数居ます。
そんな連中の中で質の高い勉強ってできますかね?
②住環境が劣悪
まず、ホームステイかドミトリーステイかの2択になります。
ホームステイの場合、学生側にホームステイ先の決定権はありません。
そのため、比較的貧しい家庭に行く場合も。そうなれば満足にシャワーは浴びれないし、洗濯もしてもらえない。
また、ドミトリーはまるで廃墟のような場所で暮らさなければなりません。
③日本人しか居ない
ここが一番最悪なポイント。
はっきり言って、EOP(English Only Policy)なんてあってないようなものです。
そこら中で日本語が聞こえてきますね。
本気で英語力を伸ばしたいのであれば、一番の敵は日本人なのです。
1つでも上記に該当する社会人は即刻、フィジー留学を選択肢から外すべき。
そうでなければ絶対に後悔することになります。
社会人として一番避けなければならないのは、フィジー留学に行っただけの人間。
参考
残念ながら、フィジー留学から帰ってきた人間の多くは「行ってきただけ」の人。これが現実なのです。
社会人は必ず、目的を持って行くこと。
そうでなければ、日本に戻って来た時にどの企業からも相手してもらえません。
個人的には得たものは大きかった
個人としては社会人としてフィジー留学はおすすめしませんね。
とは言え、正直フィジー留学で得たものは大きかったです。
繋がりの大切さを感じた
僕は、ホームステイのママや学校の先生、そしてごく僅かな日本人の友人、現地カウンセラー、このような人たちに支えられて生活していました。
特にホームステイ先のママは厳しかったですが、本当の息子のように接してくれました。
また、学校の先生は常に明るく接してくれて、英語の楽しさを教えてくれましたね。
海外に行って特に感じたし、これからも大切にしていこうと改めて思いました。
逞しさを手に入れた
僕は、フィジー留学に行くまでは一度も海外に行ったことがありませんでした。
そう一度も。
そんな僕が後進国でもあるフィジーに行っちゃったんですよね。
とにかく不便なことが多かったけど、だからこそ日々工夫して生活できていたのかもしれません。
フィジー留学のおかげで、多少のことなら驚かなくなりましたね。
英会話のハードルが下がった
僕は、海外の人と喋るのに恐怖感すら覚えていました。
・伝わらなかったら、どうしよう
・馬鹿にされてるんじゃないか
こんなことは無いはずなのに、勝手に思ってたんですよね。
だから、日本に居るときはほとんど海外の人と話す機会は無かった。
でも、フィジーに行ったおかげで間違いなく海外の人と話せるようになりましたね。(伝わっているかどうかは別)
フィジーに行ったから実現できたと思います。
参考
フィジーは後進国の1つ。インフラも整っていないため、不便を楽しめる人でないと結構きついですね。
実際、フィジー留学に来る学生たちは総じて逞しい。
そして、合わない学生は1週間ほどで帰ってしまいます。
まとめ:リスクを理解した上で留学に行こう!
社会人のフィジー留学は、結構リスクあり。
やはり、出回ってる情報が少ないから過度な期待をして失敗してる社会人が居るのも事実。
ただ、フィジー留学が全く無駄だとは思いませんね。
なんせ、僕自身は行って良かったと感じています。
留学に行く前に、どのようなリスクがあるのか、しっかりと把握して行くのであれば全く問題ないと思いますよ。
この記事が参考になれば幸いです。
こちらもCHECK
-
フィジー留学のフリーバードを徹底解説【安さだけで選んだら大失敗する】
続きを見る